お米、食べてますか?
私は、実はお米があまり得意ではありません。
嫌いではないのですが、なんとなく避けてしまう食材でした。
その理由が、お米を食べてしまうとお腹が膨れてしまって他のおかずが食べられなくなるからだ、と気づいたのは数年前のこと。
お米ってすっごく大事だ!と気づいてからは、自分に合った食べ方でちゃんと食べるようにしています。
お米に関して、こんなイメージはありませんか?
・ご飯は「太る素」なのでダイエットには、お米を抜く!
・白米より玄米が健康にいい!
アーユルヴェーダでは、お米は正しく選んで、正しく調理をすれば、心身を滋養してくれる素晴らしい食材なのですが、一方で消化がしっかりできていないと、ドーシャを乱す原因になってしまいます。
住む場所、季節に合ったお米を選ぶこと
日本では新米が香りも良く美味しいとされますが、消化という観点からみると、重たい食材です。
日本米は特に、モチモチしていて、甘くて、澱粉質が豊富なため、特に重たく、消化に時間がかかります。
そのため、アーユルヴェーダでは消化力の高い冬場を除いて、比較的消化にやさしい古米を推奨しています。
また、玄米は白米に比べてビタミンや食物繊維の含有量が多いので、健康には玄米がいい!と思われがちですが、白米より消化しにくい食材です。
私たちの体は、季節や気温に順応することで、恒常性を保っています。
そのため、夏の暑い時は弱まり、冬の寒い時は強くなります。
アーユルヴェーダの古典にはこのように書かれています。
”夏の暑い時は、月のように輝き、ジャスミンのように香るお米が良い”
消化力に合わせて、夏は”月のように輝いた”お米、つまり玄米でなくよく磨いた白米を食べることが推奨されます。
体質や体調によって変化する、その時の消化力に合わせて、お米を食べるようにしましょう♪