こんにちは!いよいよ冬本番。毎日寒い日が続いています。
そんな寒い冬は風邪が流行りやすい季節でもあります。
Sheeta(冷性)、Laghu(軽性)、Ruksha(乾性)はVATAの特徴。
VATAが増悪してしまうと、身体が弱り、免疫力が低下し、風邪の症状を引き起こしてしまう場合もあります。
今日は、風邪から早く回復する!ためのヒントをお話したいと思います。
風邪をひいてしまったまずどうする?
風邪をひいてしまったら、まずは対処療法で体力を温存します。
咳が出ていたら咳止めを、高熱が出ていたら解熱剤を。
これは西洋医学もアーユルヴェーダも同じです。
使う薬やトリートメント方法がちょっと違うだけ。
これ以上、体力を落とさないために、そしてQOLを上げるために、辛い症状を緩和することがまず第一歩です。症状が緩和し、少し食欲が出てきたら・・・ここからが回復のスピードを左右すると言っても過言ではありません。
回復食は何がいい?
アーユルヴェーダでは、健康の鍵は、適切な消化です。
適切なアグニとそのアグニによってしっかりとオージャスを作ること。
そのためには、”何を食べるか”だけでなく、”いつ、どう食べるか”も大切なポイントなのです。
風邪の時は多くの場合消化力が弱っています。
アーユルヴェーダでは、「Samsarjana Krama」(=消化力が落ちている時(人)に適した食事法)があります。
- Manda (重湯)
- Peya (水:米 1:14)
- Vilepi (水:米 1:16)
- Kritha Yusha (野菜・豆スープ・調味料なし)
- Akritha Yusha (野菜・豆スープ)
- Kritha Mamsa rasa (肉の出汁スープ・調味料なし)
- Akritha Mamsa rasa (肉の出汁スープ)
- 普通食
解熱すると一気に食欲が湧いてくることがありますが、残念ながら、食欲=消化力では、ありません。
身体に必要なエネルギーを炭水化物→タンパク質→脂質の順で摂取し、またアグニに合わせて食事を摂ることで、しっかりと栄養補給をしながらかつ身体の回復に十分なエネルギーを使うことができます。
これは基本的なガイドラインで、季節によってお米の種類を変えたり、体質によって野菜や豆の種類を変えたりしても◎。
もし、今体調を崩している、風邪の治りかけという方がいらっしゃれば、お役に立てたら嬉しいです。
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