3年ほど前、アシュタンガヨガの練習を初めて間も無くの頃、膝を痛めました。
半月板と合わせて靭帯もビキッとやってしまい、その経験からヨガの練習の仕方、自分の骨格のこと、痛みとの向き合い方、セルフケア法など本当に多くのものを学びました。

治癒までに2年ほどかかりましたが、その後はたまに膝のひっかっかりはあるものの、ゆっくり正しく動かせば問題なく練習できるところまで回復しました。

しかし、ここ2週間でまた膝の痛みが急に再発したのです!

膝を酷使したわけでもなく、新しいポーズを練習したわけでもなく、特に思い当たる理由もありません。

今まで、膝に限らず腰や肩など、痛みが出たら、とにかく、オイル湿布+発汗+筋膜リリースで応急処置をしていました。
そして、今回も同様のケアをしたのですが、数日経っても痛みは緩和せず、むしろ膝の引っかかりが悪化したような感覚すらある。

梅雨の痛みの原因はこれかも?

そんな中、SNSを見ていたら、ふと目に止まった言葉がありました。

Ama(アーマ)。

日本語だと未消化物とか、体内毒素と訳されるアーマ。
アーユルヴェーダでは、ほとんどの病気は、このアーマの蓄積によって引き起こされると言われています。

そこでふと気づいたことがありました。

上海も梅雨の季節に入り、気温や天気の変化が目まぐるしく、また私の生理とも重なったこの数週間。

毎日のセルフケアを通じて、便通に変化があることは気づいていました。
また、朝起きた時の身体の重さも少し気になっていました。

まさにサーマ(アーマが溜まっている)のサインでした。

梅雨に古傷が痛むのはなぜ?

梅雨は湿気や気圧の変化などから、消化力が低下しやすい季節でもあります。
古傷はそもそもそこの組織が弱くなっています。
梅雨の消化力低下によって蓄積したアーマがそこに溜まると、痛みを引き起こしてしまいます。

その場合は、アビヤンガ(オイルマッサージ)は逆効果。
まずはアーマパーチャナ(アーマの消化)が最優先となります。

古傷が疼いたら、消化力アップに着目!?

こんなところがアーユルヴェーダの面白いところだと思っています。

おすすめ記事