上海に引っ越してはや4ヶ月が経とうとしています。

この2週間で、猛烈な新型コロナ感染者増により、ライフラインが麻痺している上海です。
上海では日用品や食料の買い物を、ほぼデリバリーに頼って生活をしている中でドライバーさん不足によりデリバリーができない。
感染リスクをなるべく避けて店舗に赴くも、お店が閉まっている、もしくは棚がスカスカ。
クリスマスイブ前日に、日本から送ってもらった荷物(もちろんクリスマスプレゼント)が紛失していること知る。
確認してもらうと、「3日前に、届け済みだよ(違う住所に)」とのこと。

こうなってくると、ストレスレベルがぐーんと急上昇してしまいます。

このような状況は特別かも知れませんが、現代社会において私たちとストレスとは、やっぱり切っても切れない関係にあります。

ストレスは悪か?

そもそも、ストレスとは外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態をさします。
適度なストレスはアドレナリンを分泌し、交感神経を優位にするため、怪我などを避けるためにも必要です。

一方で、過度なストレスや慢性的なストレスは、自律神経の働きやホルモンバランスを崩してしまうため、結果として心身の不調として現れます。

現代医学同様にアーユルヴェーダでも、ストレスが万病の最初の原因だと考えられるため、ストレスマネジメントスキルは健康への第一歩だといえます。

アーユルヴェーダのドーシャとストレス

ヴァータは空間と風の要素をもったエネルギーで、私たちの身体においては、「動」の役割をもち、体内を移動、循環するものをコントロールしています。

ヴァータは様々な要因によって増減しますが、アーユルヴェーダの古典「Chikitsa Sthana Chapter 28/16」によると、不安や焦り、深い悲しみなどのメンタル的なストレスもヴァータの悪化の要因となります。

悪化したヴァータはは身体を弱らせ、オージャスを減少させます。

そのため、アーユルヴェーダでは、ストレスはojakshaya(オージャスの減少)を引き起こすため、できる限り避けるべきだと考えます。

アーユルヴェーダとストレスマネジメント

アーユルヴェーダでは、ストレスマネジメントとして大きく2つに分類されます。

一つ目は、ストレスの根源を見つけ、なくすこと、2つ目はストレス耐性を強くすること。

一つ目のストレスの根源を無くすことは理想的ではありますが、現代の社会においてある程度限界があるかもしれません。

では、2つ目のストレス耐性を強くするためにはどうしたら良いでしょうか?
アーユルヴェーダではラサーヤナをおこないます。
ラサーヤナはヴァータのバランスを整え、心身や免疫力を強くしてくれます。

食生活

・甘味、塩味、酸味を積極的にとる
・暖かく、油分の多い食事をとる
・消化促進のスパイスを使う

生活習慣

・スローダウンする
・ヨガやメディテーションを行う
・善い行いをする

アーユルヴェーダ施術

・シロダーラ
・バスティ

アーユルヴェーダハーブ

・アシュワガンダ
・ブラフミー
・シャタヴァリ
・グドゥチ
・ピッパリ
・ギンコー(イチョウ葉)

ストレスは万病の元、と言われるように、ヴァータも実は3つのドーシャの中では最もInferior(質の低い)もので、万病の元になりえます。
ヴァータのケアで、ストレスレスな毎日を♪

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