上海は、10月の初めのゴールデンウィーク(国慶節)明けから感染者が増加し、各地域でマンション封鎖というロックダウンが増えていました。
10月も終わりに近づき、少し緊張感も和らいだかなと思ったら、また最近は増加傾向にあるようです。
私の住むマンションの別棟でも封鎖が行われるなど、対岸の火ではありません。
自分が気をつけていても、マンションの住人や、たまたま入ったショッピングモールなどで感染者が出ると、自分は濃厚接触者としてロックダウンが始まるわけですから、自分でも防ぎようがないというのが正直なところです。
それゆえに、必要以上に不安がったり、家に閉じこもっている必要はないのですが、それでも常に不安感はあるし、じわじわとストレスが増えていきます。
ちょっと心が疲れた時に試してみたいショートメディテーション
そんなわけで、短い時間ですが、朝のメディテーションを始めました。
朝はただでさえ忙しいので、10分だけのメディテーション。
メディテーションというと、大層なことのように聞こえる、もしくはちょっと敷居が高い、難しいように思えるかもしれません。
初めてメディテーションをする方は、アプリやyoutubeなどでガイダンスを使ってやって見るといいと思います。
私のメディテーションはとてもシンプルです。
ヨガマットの上に座り、So(ソー)で吸って、Ham(ハム)で吐く、をただ繰り返すだけ。
呼吸を繰り返しながら、どんどんと身体の力みが取れていくと、文字通りSoham (That I am)だけが残ります。
メディテーションがうまくいかない!?
私の場合、この呼吸を繰り返しながら10分程度座っているわけですが、気になったのが体が安定しないということです。
朝起きてすぐ行うからか、まだ体が固まっている、背中や腰が固い、ともすると少し痛みがある、という状態の時がたまにあります。
そうなると、どうしてもそこに気がいってしまうのです。
そんな時には、メディテーションを始める前にヨガのアーサナを2、3つしてみました。
座ったままで腕を伸ばし、体側を伸ばし、背骨を伸ばします。
そうすると、呼吸の通りが全うことに気付かされます。
さらには、座姿勢の安定感が違うので、メディテーションがとてもやりやすいのです。
”Sthira Skham Asana”
ヨガのパタンジャリの教えに、”Sthira Skham Asanam”という言葉があります。
ヨガのポーズ全てには、安定感と心地よさが存在するという意味です。
逆に、安定感と心地よさがないポーズはヨガではなく、それはエクササイズか筋トレになってしまいます。
この”Sthira Skham Asana”は、とても有名な言葉ですが、一生懸命ヨガの練習したら、心身に安定感と心地よさがもたらされるのだろうと思っていました。
どんなに辛いポーズも、全ては安定感と心地よさによって、よりよく瞑想ができる身体にするのがヨガです。
心が疲れた時は、ヨガとメディテーションで、自分を労ってあげませんか?