当たり前のように聞こえるかも知れませんが、私たちの身体はそのライフステージによって大きく影響を受けます。
私のように40代になると、若い頃と同じような食生活をしていては、体重はきっと増える一方だし、20代のような生活をする勇気は今はありません。
きっと、エネルギー切れで、すぐに倒れてしまうでしょう。
アーユルヴェーダでは、私たちの一生は大きく3つのステージに分けられます。
ライフステージ | 年齢* | サンスクリット語 | 優勢ドーシャ | 特徴 |
幼少期 | 0-16歳 | Baalya | カパ | 体組織を作る、よりたくさんの影響が必要 |
青年期 | 16-60歳 | Madhyama | ピッタ | 生殖可能期、活力がみなぎっている |
老年期 | 60歳以上 | Vriddha | ヴァータ | 体力、知力、身体が少しづつ弱っていく |
ライフステージごとに優勢ドーシャが変わっていくため、この変化に合わせて私たちの食生活や生活習慣もライフステージに合わせていく必要があるのです。
例えば、幼少期はカパが優勢なので、身体を作るためにエネルギーとなるような炭水化物をしっかりとって、睡眠もたくさん取る必要があります。その分、身長も体重も知力もグングン増えます。
しかし、青年期になっても同じような生活を続けていくと、むくみや肥満症、糖尿病につながったり、女性だとPCOSや子宮筋腫などの症状につながってしまう可能性があります。
そしてこの優勢ドーシャの移行時期はどうしてもドーシャが不安定になりやすく、心身の不調も出やすい時期です。
青年期から老年期への移行時期は女性だと閉経の時期に当てはまります。
更年期から閉経に向けて、「ゆらぎの時期」とも言われるこの時期を元気に過ごすためには、特にこの2つのドーシャのバランスを整えることが大切だと考えられています。
ドーシャのバランスは様々なことに影響を受けますが、中でも食生活、生活習慣が与える影響は大きく、またこの2つはある程度時間もかかります。
今から、更年期、その後に誰しもに訪れる老年期に向けて一緒に準備をしていきませんか?