ヨガを練習することは心身ともにいろんな効果があります。
例えば、体力や筋力もつくし、柔軟性もつくし、さらにはリラックス効果もあるし、集中力も増すし・・・・
私もヨガを始めた理由はストレス太りをどうにかしたかったから、でした。
昔々、私がヨガインストラクターの資格を取った頃、ヨガを人に教えることなんて頭にありませんでした。
ヨガについてもっと知りたくて、その場所がたまたまあるヨガスクールのインストラクターコースでした。そのため、インストラクター資格取得後もインストラクターにはならず、ヨガの練習生として練習を続けていました。
時が流れ、今はヨガを教えています。
何が私の中で、そんなに変わったのでしょうか?
「教える」ことから受け取る幸福度に気づいたから、かもしれません。
それは、ヨガによるリラックス効果や体力向上などの心と体に対する効果に加えて、魂が喜ぶことに気づいた瞬間でした。
例えば、自分が好きな曲を友人に紹介して、その友人もファンになったら、純粋に嬉しいですよね。
多分そんな感覚に似ています。
アーユルヴェーダの古典書にも、「善行」について書かれています。
善行(サッドヴリッタ)は、よりよく生きるために必要な行為であり、他人にとって益となる知識や情報を共有することは、この善行に当てはまります。
善行をすると、魂が喜びます。
ヨガを教え始めてしばらくの間は、毎回いろんな葛藤がありました。
生徒さんをもっと集めたい。
どんなクラスが生徒さんにウケるだろうか?
こんな私がヨガを教えていいのだろうか?
ヨガを教えるのに十分な知識があるのだろうか?
もちろん、今も葛藤がゼロになったわけではありませんが、それでもかなり減りました。
それは、「ヨガを教えさせてもらう」ことで、私の魂が喜ぶからです。
ヨガを教えることで、対価としてお金をいただきます。でも、ヨガを教えることはお金という対価以上のものをもたらしてくれます。
善行(サットヴリッタ)では、続きがあります。
他人にとって益となる知識や情報を共有することは善行である。もし、他人に益となるとわかっていて、その知識や情報を共有しないことは悪である。
だから、今日も、ヨガを教えさせてもらう、のです。