我が家の今年の夏休みは、中国への渡航による隔離生活もあり、そのほとんどを家族4人で過ごしています。
特に、隔離中は、ホテルの狭い部屋の中で24時間一緒。
家族と言えども、これだけ一緒にいればイライラしたり、喧嘩も勃発するわけです。

イライラ感情はゼロにできる?

「イライラする」や「怒り」の感情は自然なものです。

アーユルヴェーダでは、自然な衝動や感情を抑えてはいけない(不調になる)と考えます。
怒りや笑い、悲しみといった感情に限らず、ゲップや尿、便なども自然な衝動によるものです。

イライラ感情を持つことが悪いのではない。

イライラを完全に抑え込んでしまうことはできません。

その感情に自分が振り回されてしまうこと、その感情を他人に向けてしまうことが問題なわけです。
大切な人との関係の中で喧嘩を減らす一歩は、うまく「怒り」の感情をコントロールすることだと言えます。

アーユルヴェーダの体質別にみたアンガーマネジメント方法

アーユルヴェーダでは、その人の生まれ持った体質(エネルギーのバランス)をプラクルティと言います。
これは、先天的なものなので、生涯変わることはありません。
性格や体質などは、普段の生活や食事によって後天的に調整することはできますが、根本的に変えることはできません。

そして、その体質ごとに適した怒り感情のコントロール法があります。

○ピッタ体質の人

カッカしがちで、論理的に喧嘩をするのがピッタ。

ピッタ体質の人が怒りを感じたら、冷たい水を一杯飲む、冷水を浴びる、外気に当たるなどして一度頭を冷まします。

○ヴァータ体質の人

不安感が怒りの引き金になることも多く、感情的になりやすい。

ヴァータ体質の人が、イライラしたら、深呼吸をする、ベッドに横になる、暖かいお茶を啜るなどして、まずはリラックスできるように心がけます。

○カパ体質の人

カパ体質に人は、怒りの感情を溜め込みがちになります。普段は喧嘩を好みませんが、溜まりすぎると爆発したり、貝のように口を閉じてサイレントに起こりがち。

ノートに書き出したり、第三者に話を聞いてもらったりして、うまく吐き出すようにします。

我が家は、ピッタの主人、ヴァータの長男&私、カパの次男。
各々に合わせた感情マネジメントで、あとしばらく続く“家族蜜“時間を平和に過ごしたいと思います。

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