東京もついに梅雨に入りました。

梅雨は倦怠感やむくみ、冷えなど様々な不調が出やすい時期ですが、これらは全て「消化」に関わっているといっても過言ではありません。

アーユルヴェーダでは、心身の健康のためには、適切な消化の火(アグニ)が必要だと考えます。
アグニは、栄養を身体に取り込み、身体を動かすエネルギーに変換する役割を持ちます。

いくら栄養素の高いと言われる食べ物を食べても、アグニが適切に働いていなければ、栄養として身体に吸収されず、むしろ未消化物(アーマ)として身体に不調が現れるということになります。

実は、このアグニは、その働きや影響を受ける要因(食生活、運動、季節、年齢)などから腸内フローラによく似ています。

アグニのバランスを整えることは、「アーユルヴェーダ流腸活」と言えますね!

季節に合わせた食生活と腸内フローラ


アーユルヴェーダではリトゥチャルヤ(季節の過ごし方)の実践を推奨しています。
季節に合わせた生活を送ることで、アグニのバランスを保つことができ、健康の維持につながります。
最近の研究で、腸内フローラもは季節によって変化することがわかっています。
雨季には腸内フローラが不活性となり、乾季になると活性化するそうで、この研究からも梅雨は消化が弱くなりがちだということが言えます。

Seasonal cycling in the gut microbiome of the Hadza hunter-gatherers of Tanzania

https://www.science.org/doi/full/10.1126/science.aan4834?adobe_mc=MCMID%3D42579907992623048722852935249917987339%7CMCORGID%3D242B6472541199F70A4C98A6%2540AdobeOrg%7CTS%3D1654651596&_ga=2.12323702.392731747.1654651595-1988044415.1654651595

アーユルヴェーダの梅雨におすすめの食生活

アーユルヴェーダでは、梅雨は風と水の元素が強まる時期です。
冷性、液性、不規則生、粘性などの性質が高まるので、バランスを取るためには相反する性質のものを取り入れるようにします。

○ 暖かいものを食べる 例:生野菜サラダより蒸し野菜
○ゆっくり噛んで食べる 
○消化促進のためのスパイスを取り入れる 例:生姜、クミン、ターメリック、ブラックペッパーなど
○ 腹時計に従って食事をとる

日本は四季があり、美しい国です。
季節の移ろいを身体でも感じていきましょう♪

おすすめ記事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です