トリファラというミックスハーブをご存知でしょうか?
最近は、アーユルヴェーダを勉強している方のみならず、健康志向の方の間でも知っている方が増えたように思います。
インド人の元同僚曰く、「インドでは大体どの家庭にもある胃腸系の常備薬だよ」だそうなので、日本の正露丸のような存在なのかもしれません。※あくまで個人的な感想です。

トリファラとは?

アムラキ、ハリタキ、ビヒタキの3種類からなるハーブです。
その効能は多岐にわたり、アーユルヴェーダでもパンチャカルマ(浄化法)をはじめ、ラサーヤナ(若返り療法)などで使われるハーブです。

  • 抗酸化作用
  • 整腸作用
  • 消化促進
  • 駆風作用
  • 抗炎症作用
  • 抗うつ作用
  • 免疫力向上
  • 視力向上
    etc…

しかし、これだけの効果があるとなると、やはり、「良薬口に苦し」です。飲んだことがある人はご存知の通り、超絶苦いのです。

そして、苦味の中に複雑な味が混じり合っていて、私はパウダーだと未だにウップとなることもあります。

トリファラってどんな味?

トリファラは、アーユルヴェーダの6味のうち、塩味以外の5つの味があると言われています。
あまり味わってのんだことはありませんが、確かに苦味の中に酸味、渋味、辛味、そして微かな甘味?があるように思います。

面白いのは、その時の身体(特に血漿組織)の状態で、感じる味が違うんだそうです。

ある時は苦味が強く、ある時は酸味が強く、というように身体が必要としている味の作用に応じて強く感じる味があるそうです。

そして、トリファラが甘く感じた時、それは身体が十分に滋養されている時なので、トリファラの摂取をやめる時なんだそうです。
(※それ以外にもトリファラの摂取を休止するタイミングはいくつかあります。)

それを読んで、私は目から鱗でした。

えーーー!トリファラが甘く感じるなんてことがあるの!?

いつか、トリファラが甘く感じる時まで、しばらく飲んでみたいと思います。

※注釈
トリファラといえど、耐性があります。
目安としては、症状が出ている期間の3倍の時間飲み続け、3ヶ月お休みするようにします。
例えば、便秘に1ヶ月苦しんでいる場合は、トリファラを3ヶ月摂取し、その後3ヶ月お休みします。
また、妊娠中、下痢などの症状が出た場合も休止します。

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