ヨガのクラスで、インストラクターの方に「力を抜いて〜」とか、「笑顔のままで〜」と言われた経験はありませんか?
実は力を抜くということは、ヨガを練習する上でとても大切なことだからです。

どうして、力を抜くことが大切なの?

स्थिरसुखमासनम् ॥४६॥
sthira-sukham-āsanam ||46||
ヨガスートラ 2.46

ヨガスートラにも書かれているように、ヨガのポーズは安定していて、快適でなくてはいけません。
筋肉をガチガチに固めてしまっていては、逆にポーズは安定しませんし、快適とはほど遠く、ただ辛いポーズになってしまいます。

また、ヨーガは相反するエネルギーのバランスを整える作用があります。
筋肉の収縮と弛緩を繰り返すことで、体内のナディと言われる管をを通るエネルギーのバランスを整えていきます。つまり、交感神経のバランスが整います。

そして、私を含め多くに人が思っている「もっと柔軟性を高めたい!」という思いのために、力を抜くのが一番近道なのです。
筋肉が緊張していると、交感神経が優位になります。
交感神経が優位になるということは、身体は臨戦態勢(Fight or Flight)に入るので、内臓を守ろうとして体は固くなります。

余談になりますが、私はとっても緊張しぃです。
大丈夫と思っていてもその直前に急上昇でガッと緊張してしまうのです。
アーユルヴェーダセラピストコースの最終試験は実技と筆記があり、実技については、その様子をビデオで撮って最終評価のためにインドに送ります。

この実技試験の緊張がすごかったのを今でも覚えています。
心臓がバクバクし、息も上がり、頭は真っ白になり、意識は半分なかったように思います。

私たちの体と心は深く繋がっているため、心が緊張すると、体も硬くなります。
一方で、体を緩めると、心もリラックスします。

そのため、緊張したり、ストレスがかかっているなーと思ったら、体の力を抜いてあげると心もリラックスできることが多いです。

では、どうやって力を抜いたらいいの?

でも、そう言われても体の力の抜き方がイマイチわからないという人も意外と多いのではないでしょうか?

みなさん、力を抜いて〜と言われたらどうやって力を抜きますか?

① 肩の力

日本語でも肩の力を抜く、という言葉があるように、緊張すると知らず知らずのうちに肩に力が入り、首が詰まっていることが多いです。肩を一度大きく持ち上げて、次の瞬間にスッと下げてみてください。

② 奥歯を噛み締める力

頑張ろうとしたり、緊張が続くと、奥歯をぎりっと噛んでいることも多いです。
奥歯もゆるっと隙間を作って。
ひどくなると、就寝中の歯軋りなどにもつながります。

③ 眉と眉の間

眉間の皺、ついていませんか?ここも知らないうちに皺がふかーくなっていませんか?
ちなみに、私は以前に眉毛スタイリストさんから、眉毛のあたりがコッていると言われたことがあります。(そうなると、眉の高さが変わったり、左右非対称になってしまうらしいです)

心と体はつながっています。

たまには、いつも意識しないところに意識を向けて、ゆるっとしてみてください。

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