アーユルヴェーダはベジタリアン?

アーユルヴェーダと聞いて、どんなイメージを持っていますか?

オイルマッサージ、目にオイルを入れる、額にオイルを垂らす、スパイス、インド料理、ハーブなどがイメージしやすいでしょうか?

全て大正解です!


一方で、アーユルヴェーダといえば、お肉類が食べられない?と思われている人もいらっしゃるかもしれません。
それには、ちょっと待って!と言いたいのです。

今はベジタリアン(菜食主義者)と言っても、色々あります。
動物性のものを一切摂取しないビーガンから、乳製品や卵は食べるラクト・ベジタリアン、魚介類は食べるのがペスカトリアン、肉類を少し減らす食生活をしているフレキシタリアンなど、その人の信仰や信条、ライフスタイルなどに合わせて様々な食生活やライフスタイルがあります。
どれが「良い」というわけではなく、それぞれの体質や信条に合った食生活ができていれば、そしてストレスがなければ、どれでも良いと思っています。


さて、話を戻して、アーユルヴェーダのダイエット(食生活)の話です。 

アーユルヴェーダ食はベジタリアンか?


 答えは、Noです。 


アーユルヴェーダでは、“バランスの取れた消化力“が健康には不可欠と考えるので、時には植物性食品を推奨することもあります。それは、総じて植物性食品の方が動物性食品に比べて、消化に優しいからです。 

でも、滋養が必要な人には、肉スープなどがレメディーとして処方されることもあります。
また、アーユルヴェーダで最高のオイルと言われるギーも牛のミルクから作られますし、滋養作用の強いことで知られるグッグルもその製薬課程で動物性食品が配合されます。 

アーユルヴェーダは個人の体質が大事

つまり、アーユルヴェーダでは、個々の体質、消化力、症状によって推奨する食べ物が異なります。

ここからは余談ですが、ベジタリアンの方はアーユルヴェーダだからといって全てが植物由来のものではないので、注意する必要もあります。患者さんの宗教的、信条的理由で使用できないハーブやオイルがあるということです。
以前、シンガポールのアーユルヴェーダクリニックで働いていた時、ビーガンの患者さんから、処方したハーブの成分について聞かれたことがありました。ハーブ自体は植物性、さらにはオーガニックのものだったので、成分については自信を持ってお答えしたのですが、実はカプセルが問題でした。カプセルがゼラチンであれば、それは動物性由来なので摂取できない、と言われました。 
私も無知で、そんなことを全く知らなかったので、良い勉強になりました。

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