アーユルヴェーダでは食べ物、飲み物にはそれぞれ性質と作用があると考えます。
突然ですが、炭酸水は好きですか?
ちょっと喉をシュッとしたい時は、あのシュワシュワが気持ち良いですし、夜のおうちバーを開店する時にはジントニックや梅酒のソーダ割りなどにも使える炭酸水は、我が家でも常備しているものの一つです。
少し前ですが、テレビを見ていたらある炭酸水のCMが流れてきました。
CMではある芸能人の方が、「僕は水の代わりに炭酸水!」(多少セリフは違っているかもしれませんが、こんなニュアンス)と言っていました。
その芸能人の方はとても爽やかで、まさに炭酸水のイメージでしたが、お水はお水、炭酸水は炭酸水です。アーユルヴェーダでは、食べ物、飲み物全てに味の他に性質や作用があると考えます。その観点からも、水と炭酸水は全く別物なのです。
バランスの取れた飲み物とは?
アーユルヴェーダでは、お水はとっても体にとって、とても重要です。
特に、正しい方法で作られたお白湯は水、火、風の3つのエネルギーがバランスよく入っているので、飲んだ時に体の中のエネルギーも整えてくれます。
しかし、炭酸水はVata(風)のエネルギーが高めです。飲みすぎると、Vata(風)を乱します。
また、炭酸水を飲むときはキンキンに冷やして飲みませんか?ぬるいと喉越しがイマイチですよね。例えば、こんな経験はありませんか?
喉が渇いていて、キンキンに冷やした炭酸飲料を一口飲む。
すると、もう一口欲しくなる。
飲んでも、飲んでもお腹は膨れるけれど、喉の渇きはそこまで満たされない。
炭酸水は決して、水の代用になるものではないのです。
一日を通して、摂取したいのは常温の水です。