ストレスが溜まると、空気を大量に飲むこむ?
突然ですが、呑気症、または空気嚥下症という症状をご存知でしょうか?
実は日本人の8人に1人はこの症状で悩んでいるんだそうです。
空気を大量に飲み込んでしまうことで、膨満感や腹痛、ゲップやおならが出て、さらには胃酸を伴うゲップが増えて逆流性食道炎を引き起こすこともあるそうです。
残念ながら原因は不明で、ストレスや姿勢などが大きく関わっているらしいのですが、今のところ特効薬はありません。
上手く付き合っていくか、ストレスを減らすしかないのです。
そして、何を隠そう、私もこの症状で長年悩んでいる一人です。
私の場合はストレス(特に不安な気持ち)が引き金になります。
ちょっとでもストレスがかかると、みるみるうちにお腹がプクーーーーっと膨れます。
文字にすると可愛く見えなくもないですが、実際は結構辛いです。お腹の膨らみは、まるで臨月の妊婦さんほどで、その膨れたお腹が内臓を圧迫するので、お腹が痛く、苦しく、そしてイライラします。
数十分で解消されることもあれば、数時間続くこともあります。
人間の体は面白いもので、このストレスによって膨満感が引き起こされる、というメカニズムが慢性化すると、もともと不安な気持ちというストレスが引き起こしていた膨満感も、他の種類のストレスでも膨満感を引き起こすようになり、さらには、食べ過ぎなどで膨満感を感じたときに、不安な気持ちやイライラした気持ちになってしまうという逆の現象も引き起こすらしいのです。
まさに、パブロフの犬状態。
アーユルヴェーダではヴァータが汚染されることによってこれらの症状が引き起こされると考えます。
腸の蠕動運動も、神経系統もヴァータが主に司っています。言い換えると、このヴァータのバランスが整っていれば、症状は改善されるというわけです。
この空気嚥下症は、意外と辛い症状です。
私も症状が出るとあまりにお腹が痛いし、苦しいし、またお腹の中で空気が蠢く音がすごくて恥ずかしいので、ガスピタンなどの市販薬を試したり、ヨガの逆立ちのポーズなどを試して空気をできるだけ体外に出そうと試みていました。
しかし、残念ながら、期待するだけの効果はありませんでした。
呑気症にもヨガ!呼吸のコントロールで改善!
今は、症状が出たらプラナヤマをします。プラナヤマとはヨガの呼吸法です。呼吸を使ってヴァータの汚染を改善しよう!という方法に切り替えました。
すると、数分後には、お腹からガスが抜けていくのがわかります。想像していた以上の効果がありました。
空気嚥下症や、それに伴う膨満感などにはプラナヤマをおすすめしたいです。
⭐️アーユルヴェーダヨガでは、ヨガのポーズ、呼吸法、リラックス法を使いながら、自分の身体のバランスを整えていきます!
詳しくは、アーユルヴェーダヨガのページをご参照ください。