南インドのケララにあるアーユルヴェーダ病院で、今回は15日間のパンチャカルマを受けてきました。
パンチャカルマ中は、人によってはありとあらゆる反応が出てくることがあります。

私の場合は、吐き気、だるさ、眩暈、蕁麻疹、そして、超ネガティブ思考と涙が溢れてきました。

正直、その反応が出ている時間はつらいです。
そこまでして、なぜパンチャカルマを受けるのか?

パンチャカルマの目的

パンチャカルマは、日本語だと浄化法とか若返り法と訳されることが多く、検索するといろんな説明が出てきます。
私がお世話になったドクターの言葉を借りると、パンチャカルマで、ドーシャをプラクリティ(元の状態)に戻す。
パンチャカルマ中は、身体のあらゆる活動が低下します。ある時点まで低下すると、私たちの体は自浄作用が働き、元々の働きに戻っていきます。

その結果、パンチャカルマの後は、とても身体が軽くなります。
筋腫が小さくなっていたり、アトピーが軽くなったという話もよく聞きます。

でも、私たちが目指すゴールは「健康」ではない、と思うのです。
少なくとも身体の健康ではない。
身体の健康は土台にあるもの。
その先に進むための屋台骨のようなもの。

土台があって、始めてその先に進むことができる。
やりたいことができる。
人に優しくできる。

それでも、いつか病気や怪我をする。

もし、その時に、それでも、「今が一番、幸せだ!」と思えたら、きっと少し進めた証拠なのかもしれない。

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