「早起きは三文の徳」

と、日本の諺にもあるように、早起きはいいことだとはよく言われることです。
確かに早起きは良さそうだけれど、なかなか実践するのは難しい。
むしろ、週末やお休みの日はできるだけゆっくり寝ていたいという方も多いのではないでしょうか。

もし、その”徳”が自分にとって三文以上のものだったらどうでしょう?

アーユルヴェーダが早起きを推奨するワケ

アーユルヴェーダでも「早起きは健康に良い」と言われます。
もう少し、具体的にいうと、ブラフマムフルタの時間に起床するのが良い、と言われています。
ブラフマムフルタとは、日の出前の約1時間半前〜日の出までの時間です(*諸説あります)。

このブラフマムフルタとはどんな時間なのでしょうか?

  1. オージャスに満ち溢れた時間だから。

夜明けのこの時間は、シーンと静かで、空気も澄んでいて、自然のエネルギーが最も高まる時間。
そのエネルギーの影響を受けて、頭も一番クリアーな状態です。
また、身体は、寝ている間にエネルギーチャージされているので、オージャス(活力のエッセンス)がみなぎっています。
この時間は元々は瞑想の時間と言われています。
瞑想やヨーガ、日記を書くなど自分と繋がるのにぴったりな時間なのです。

  1. 排泄がスムーズにできる時間だから。

朝6時まではヴァータが優勢になる時間帯です。ヴァータは排泄を司るエネルギーでもあります。
この時間帯にトイレに行く習慣をつけると、排泄がスムーズになります。
便秘にさようならができるかもしれません。
(これは、私の経験からも、週末ゆっくり起きてきてトイレに行くのと、平日この時間帯にトイレに行くのとでは、排泄の感じが全然違います。)

  1. 1日を元気に過ごすためのエンジンがかかる時間だから

朝6時まではヴァータが優勢になる時間帯で、それ以降はカパが優勢になります。
そのためカパの時間に起きると、身体がだる重〜く、シャキッとしません。

どうでしょう?

三文以上の徳がありそうではないですか??

ブルフマムフルタは、夜明けの時間帯です。
夜から昼間へ、月から陽へ、タマスからラジャスへ、陰から陽へ、静から動へ、私たちのエネルギーも変化する時間。
そのため、食事をする、性行為をする、激しい運動をする、頭を使うなどNGです。
エネルギーを消耗してしまい、その後の1日が持ちません・・・

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