最近は加湿器がフル稼働している我が家です。
そのため、月に1〜2度はフィルターを掃除するのですが、日本の水道水に入っているカルキ、あれはすごいですね。
毎回びっしりフィルターについていて、なかなか落とせません。

ちょっとこれをみてしまうと、水道水は飲めないなあと思ってしまいます。

アーユルヴェーダでは水はとても重要な要素です。私たちの世界を形成するパンチャマハブータ(5大元素)の一つが水。
もちろん、自然界にも我々の体の中にも水は不可欠です。

でも、だからといって闇雲に水を飲んでいては、時にはマイナスに作用してしまうこともあるのです。

アーユルヴェーダが推奨する水の飲み方

より効果的に水のエネルギーを体に取り入れるために、アーユルヴェーダは水の飲み方についてこのように推奨しています。

1、起きたら固形を口に入れる前に常温の水をコップに一杯飲む。

寝ている間に、体に溜まった老廃物を流し、体内の水分を補充してくれます。

2、水はガブガブ飲まない!

すするように、少しづつ口に含んで飲むようにします。あくまでアグニの火を弱めず、カパのバランスを崩さないように。

3、食事中は水分は適量に!

腹2/3の食事量をとるのがベストと言われていますが、そのうち1/3が固形物、1/3gがスープなど汁物を含めた水分量が良いと言われています。

なお、食前の水は栄養不良を引き起こす、食後すぐの水は、肥満症を引き起こす、と言われています。いずれも消化の火を弱めてしまうのであまりおすすめではありません。

また、アーユルヴェーダでは必ずしも水をたくさん(1日2リットルとかね)飲みましょうとは推奨していません。あくまで、体質にあった水分量を摂取しましょう。特に、Kaphaのバランスが崩れているときに、たくさん飲んでしまうと、浮腫が出たり、腎臓の働きを弱めたりしてしまう可能性があります。

アーユルヴェーダからみる水の種類?

アーユルヴェーダの古典アシュタンガフリダヤーには、水の種類が細かく書かれています。
まず初めに書かれているのが雨水です。
雨水は、生成の過程で太陽、月、風のエネルギーを受け、その効果はJeevaneeya=人生の質を向上させてくれます。
その他、心臓に良く、心を落ち着かせ、頭を働かせてくれる効果もあるということで、最高の飲み物なのです。

ただし、“汚染されていない“雨水で、収集後2-3時間以内に飲み干さないと、効果は失われてしまうそうです。
現代においては、私たちの頭上に降り注ぐ時点ですでに汚染されているので、雨水をそのままのむのは難しそうです。

今日は、水についてご紹介しました。
アーユルヴェーダを勉強し始めると、初めは、あれはだめ、こうしなければいけない、といったことに目が行きがちですが、そうするとどうしても息苦しくなってしまいます。その結果、ストレスになり、せっかく身体のためにやっていることが逆の効果になってしまいかねません。

自分がMake sense!と思ったところから少しづつ取り入れていくのが良いと思います。

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