東京はあっという間に梅雨が明けてしまったかのような真夏日が続いています。
今年の梅雨は本当に短かったです。
本来、梅雨や雨季の時期は体調を崩しやすく、アーユルヴェーダでもそのための食事法や生活習慣があるわけですが、それらを説明する間もなく梅雨が終わってしまいました。

ここから一気に夏に向けて加速していくわけですが、夏が近づくと40歳になってもちょっと気になるダイエットのこと。

今日は、その中でもファスティング(断食)について書きたいと思います

アーユルヴェーダではファスティングは良いか悪いか?

最近はファスティングというと、ダイエットというよりは、クレンジングとか健康のためというイメージが強くあるように思います。

確かに、週末断食をやったらスッキリした、とかインターミッテントダイエットを始めてからなんとなく調子が良いという話は、周りでもよく聞きます。

では、アーユルヴェーダではファスティングは良いか悪いか?


答えは、薬にもなるし、毒にもなる!!

その人の体質、体調(ドーシャの乱れ具合)、年齢、季節などによってファスティングがどう作用するかが異なります。

例えば、夏のように太陽の力が強い時には、身体は弱っているので、長期間のファスティングはあまりおすすめではありません。
一方で、夏は消化力も弱っているので、消化力を回復させるためのファスティングは体質によっては効果があります。

インターミッテントダイエット(1日のうち16時間は水以外を摂取せず、残りの8時間は何を食べてもいいというダイエット)は、本当に身体に良いのでしょうか?

インターミッテントダイエットについては、西洋医学のドクターたちも科学的根拠を踏まえて、その効果について様々な意見があります。
一方で、アーユルヴェーダのドクターたちの共通した見解は「インターミッテントダイエットは飽食の時代に合った方法」だというのです。

どういう意味でしょうか?

健康のためには、食べ過ぎはよくない、というのは万国共通です。

しかし、現代は飽食の時代です。
美味しいものに囲まれ、手を伸ばせばいつでも食べ物が手に入る環境にいる私たちには、それをコントロールするためには「規律」が必要だということです。
その規律作りのために食べる時間を決める、それがインターミッテントダイエットなのです。

アーユルヴェーダ流ファスティングとは?

アーユルヴェーダでは、ファスティングの方法として一つに定義されているものはありません。
私たち一人一人が違う人間である以上、同じやり方をやっても効果が出る人もいれば逆に体調を崩してしまう人もいます。

個々がそれぞれ適している時、適さない時をしっかり見極めて、自分に合った方法で行うのがアーユルヴェーダ流ファスティングなのです。

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