15日目

いよいよ最終日となりました。
時間はたっぷりあったはずなのに、あっという間に感じます。
あのギーを飲み続けた日々が遠い昔のようです。

パンチャカルマを実際に経験してみて、本当にたくさんの身体の変化を感じました。

アーユルヴェーダを学んでいる身としては、今まで学んできたこと、古典に書いてあること、それらが自分の身体を通じて理解することができたという経験はとても貴重でした。
(今回は友人2人も一緒だったので、検体は3体!)

その中でも、特に強く感じたこと。

1、身体は本当に繊細!
私たちの身体は、五感を通じて取り入れたありとあらゆる全てのことに反応しています。

食べたモノ。
見聞きしたニュース。
誰かに言われた一言。
暑かった、寒かった。

でも、ホメオスタシス(生体恒常性)のおかげで、身体は一定の状態に保たれる。
だから、表面だけ見ると、”変化がない”と見えるかもしれないけれど、そうじゃない。
あらゆる変化に身体は全力で反応しつつ、表面ではそう見えないようにしているだけ。

2、「緩める」ってとっても大事!

体が緩むと、血行が促進され、コリや冷えの解消、消化力のアップに繋がります。
そして、体が緩むと、頭と心も緩みます。
ガチガチの頭と心が緩むと、いろんな考えを受け入れられるようになり、批判とか疑心とかイライラとか、そういうちょっとネガティブな感情が出にくくなる!

3、健康の先にあるもの

パンチャカルマを終えて、身体は健康に一歩近づいたかもしれません。
でも、私たちが目指すゴールは「健康」ではない、と思うのです。
少なくとも身体の健康ではない。
身体の健康は土台にあるもの。
その先に進むための屋台骨のようなもの。
土台があって、始めてその先に進むことができる。やりたいことができる。人に優しくできる。

以上が、パンチャカルマ記になります。
お読みいただき、ありがとうございました。

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